2017.12.04
師走
こんにちは、住職です。
「師走」の語源を調べていただくとわかるのですが、
諸説あるなか1つの説には
「師」はお坊さんのことで、お坊さんが走るほど忙しい月という意味の語源もあります。
そんな月初めの時期に次男が所属しているサッカーチームの北足立地区南部新人戦があり、
副審判としてお手伝いしてきました。
試合があるのは土日がほとんどで、法事があることが多いので
限られたときしか協力できないのですが、
子どもたちの息づかいや迫力を間近で感じたり、
一瞬の判断でジャッジしなくてはいけないという緊張感のある体験をさせてもらっています。
勝敗に関わるので毎回自分も緊張して臨み、
ファールやどっちに当たってボール出たか、
得点にかかわるオフサイドなどを見逃さないように走ってます。
そんな緊張感のある公式戦、特に新人戦は負けたら終わりなので、
冷たい風が吹く中、緊張しながらグランドに入っていく
子どもたちを見ると少しでも緊張をといてあげる言葉をかけてあげたくなります。
結果としては2戦とも勝つことができましたが、
勝っても負けても子どもたちは
毎回それぞれの子がその子なりに成長しているなと思います。
スポーツを通して成長していく子どもたちを見守れることができるという
凄く良い経験をさせてもらっているなと思います。
同じ日に川口市の鳩ケ谷商店街には自分が所属していた曹洞宗埼玉県青年会の
托鉢の格好をしたお坊さん達が募金をつのる姿が見えます。
去年まで毎年参加していたのですが、今年は間に合わなかったので募金をしに行ってきました。
こちらは走ってはいませんが、普段街中で見られない格好で数十人がお経を唱えながら列になって歩くので、
ちょっと怖い感じもするのか、中々近寄りがたかったり、
初めて見た人は何をやっているのかわからなかったりして募金するのをためらうかもしれませんが、
ここでお預かりした募金は川口市社会福祉協議会に納めて役立ててもらっています。
12月15日(金)午後4時頃には川口仏教会が各宗派(曹洞宗・真言宗・日蓮宗・浄土宗・浄土真宗 等)の法衣で
JR川口駅デッキ上と川口郵便局前にて
歳末助け合い募金・托鉢を行いますのでもし見かけましたら募金をお願い致します。
12月になると行きかう人や車がせわしなくなってきますが、
毎年、そんな時期こそ人を思いやる心を持ちたいと改めて思います。
2017年12月4日 5:09 PM | カテゴリー: お知らせ